腸が弱ると恐ろしいデメリットが!今日から始める腸活習慣6選

最近話題の「腸活」。聞いたことはあるけど、具体的に何?という方も多いのでは?
腸活とは、腸が元気になる習慣を取り入れること。

実は、腸には心身ともに健康で過ごすために、重要な働きがいっぱいなんです。
腸活のメリットやその方法について、詳しくまとめていきます。

目次

「腸」の働きとは?

腸は「小腸」と「大腸」に分かれています。

「小腸」は、食べたものを消化吸収し、栄養を血液に取り込む働きをしています。
「大腸」は、吸収した栄養のカスから便を作り出す働きをしています。

つまり、「栄養吸収」と「便を作り出す」、主な働きはこの2つです。

こんなことも⁉ 腸の意外な働きを3つ紹介

上に書いた以外にも、腸には私たちの身体にとって大事な働きがあるのです。
意外とも思える、腸の働きをご紹介します。

①身体の免疫力を上げていること

免疫細胞の6割以上が腸内に存在しており、細菌やウイルスから防御しています。
そのため腸内環境が悪くなると、免疫力の低下に直結!風邪や病気になりにくい元気な身体をつくるために、腸内環境を整えましょう。

②自律神経を整えていること

膨大な数の神経細胞が集まっている腸。腸と自律神経は、実は密接な関係にあります。
リラックスした時に優位になる「副交感神経」が優位の時に、腸は活発に動きます。反対に、ストレスなどが原因で、活動時に優位になる「交感神経」が優位な状態が長時間続くと、腸の働きが悪くなって下痢や便秘などの原因になるのです。

上手にストレスを発散しながら休息の時間を作ることが、元気な腸を作ることにもつながります。

③身体や脳に影響を与える機能が備わっていること

腸は『第二の脳』と呼ばれ、脳と独自のネットワークで密接にやり取りをしています。
例えば、大事な試験や試合の前など、緊張した時にお腹が痛くなる経験をしたことはありませんか?

これは脳と腸が相互関係にあるからです。脳がストレスを感じると、腸に何らかの異変が起きます。
逆に「お腹の調子が悪いと気分が沈む」など、腸が脳に影響を与えることもあるのです。

毎日ハッピーに過ごすためにも、腸内を元気に保つことが重要ですね。

腸内環境が悪くなると何が起こる…?

加齢や生活習慣などが原因で、腸内環境は悪くなりがち。
腸内環境が悪いと引き起こる4つの症状をご紹介します。

痩せにくくなる

腸内には100兆個もの細菌が生息しているといわれています。
腸の細胞を元気にしてくれる「善玉菌」、増えすぎると腸に悪影響を及ぼす「悪玉菌」、そして善玉菌と悪玉菌の優勢な方に作用する「日和菌」の3種類の菌が存在します。

善玉菌には脂肪を燃焼させ、代謝を上げる働きがあり、ダイエットの強い味方♪
しかし、腸内環境が悪いと悪玉菌が増え、善玉菌が減ってしまいます。

この善玉菌が減ってしまうと、代謝が下がり痩せにくくなってしまうのです!

肌荒れ

便通が悪い時には、食べ物が腸の中に長時間滞在します。便が長時間滞在していると毒素を誘発します。行き場のなくなった毒素は肌から毒素を出そうとし、肌荒れとして表面に現れるのです。

疲れやすくなる

疲労回復にはやはり睡眠が大切ですが…。
睡眠ホルモンであるメラトニンの生成を助けてくれるトリプトファンは、腸で作られます。腸内環境が悪いとトリプトファンが十分に作られず、不眠などを引き起こします。

気分が沈みがちになる

私たちの感情をコントロールする脳内ホルモンも、腸で作られています。
中でも“幸せホルモン”と呼ばれ、心を安定させてくれる「セロトニン」の9割は腸で作られています。
腸内環境が悪くなりセロトニンが作られないと、自律神経のバランスが乱れ、イライラしたり気分が落ちこんだりしてうつ病などを引き起こす可能性も!


腸内環境を整えることがいかに大切か、お分かりいただけたでしょうか?
心身の健康も、ダイエットやアンチエイジングも、腸から始まるといっても過言ではないのです!

腸内環境をチェックしてみよう

自分の腸内環境は果たして良いのか悪いのか、知りたくなってきましたよね?
そんな時は、自分の便の状態を見て確認することができます!

腸内環境が良い時の便
・バナナ状
・黄土色、茶色
・なめらかでやわらかい
・便臭はあるがきつくはない

腸内環境が悪い時の便
・臭いがきつい
・便が固い
・便の色が黒かったり赤かったりする
・下痢や便秘

といった特徴があります。
ぜひ毎朝トイレでチェックしてみてくださいね。

腸内環境を改善するには?毎日できる腸活習慣6選

腸内環境は、生活習慣と直結しています。
生活習慣が乱れていると感じている人は、腸内環境も乱れてお疲れ気味かも。

健康に良い生活を、と一口に言っても難しいと感じる人も多いですよね。
明日から出来る腸内環境を整える生活習慣を5つご紹介します。

①朝起きたらコップ1杯の水を飲む

睡眠時は腸も寝ています。朝起きたら、まずコップ1杯の水を飲んで腸を起こしてあげましょう!
そうすることで、腸の中で溜まっている便を送り出す働きがあります。

②軽めの朝食をとろう

朝食は、腸への刺激となり排便につながります。
また、朝食を摂ることで、身体が温まり基礎代謝が上がります。
痩せやすい身体をつくるためにも、毎朝必ず朝食を摂りましょう!

③朝日を浴びる

朝日を浴びることで交感神経が優位になり、幸せホルモンが分泌されます。

幸せホルモンが分泌されることで、夜には副交感神経が優位となり、睡眠の質を向上させるメラトニンが分泌されます。夜はぐっすり眠り、朝スッキリ起きるサイクルができるのです。

④適度な運動で腸を動かす

お腹周りの筋肉を刺激したり、伸ばしたりする腹筋やストレッチのほか、スクワット、ウォーキングなどの運動がオススメ。特に運動不足の人は、週2,3日からでもOKなので少しづつ運動を取り入れましょう。

⑤ゴールデンタイムに寝る

ゴールデンタイムと呼ばれる22時~夜中の2時の間に眠りにつきましょう。
私たちが眠っている間にも、腸は活発に動いて翌朝の排便の準備を行っています。

夜はぐっすり眠って、1日頑張った身体をしっかり休ませましょう。

⑥食生活を整える

腸に良い「善玉菌」を増やすためにも、食生活を整えましょう!

ストレスがなく、痩せやすい健康なカラダづくりのために、一度食生活を見直してみましょう。
納豆・キムチ・ぬか漬け・味噌などの発酵食品や、果物・こんにゃく・海藻類など、食物繊維が豊富な食材を積極的に食べることで、善玉菌を増やして腸内環境をすっきり改善!便秘知らずの元気な腸に♪

まとめ

便秘や肌荒れ、ダイエットの成果が出ない、気分が沈みがち…などで悩んでいるあなた。
それ、全て腸内環境が悪いせいかもしれません!
上で紹介した腸活習慣6選を参考に、腸を元気にする習慣をぜひ実践してみてくださいね。

腸が元気だと、心も身体もハッピー!
毎日前向きに過ごすためにも、今日からぜひ腸活をスタートしましょう。

この記事を書いた人

村上 綾彩 Murakami Aya
ホリデイスポーツクラブ岡崎

ジムの運営・インストラクター・パーソナルトレーナーなどを務めながら管理栄養士の資格を活かした栄養セミナーやパーソナルトレーニングの栄養サポートも監修。オンラインフィットネスHOPtvにも出演中

この記事を書いた人

村上 綾彩 Murakami Aya
ホリデイスポーツクラブ岡崎

ジムの運営・インストラクター・パーソナルトレーナーなどを務めながら管理栄養士の資格を活かした栄養セミナーやパーソナルトレーニングの栄養サポートも監修。オンラインフィットネスHOPtvにも出演中

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